「除霊・浄霊」について
遠隔で鑑定ができる電話占いでは、西洋占星術やタロットといった一般的な鑑定の他に、霊的能力を用いた鑑定が人気です。特殊な力を用いることで遠く離れた地でも確かな効果が得られます。霊的能力を用いた鑑定の中に、『除霊』と『浄霊』があります。
霊に取り憑かれることでおきる障害を『霊障』といいます。霊障の症状は悪霊や動物霊など取り憑いた霊により異なりますが、多くは体調不良、情緒不安定、運気の低下といった影響を及ぼします。
もちろん必ずしも「体調不良になったのは霊のせいだ」「最近落ち着きがないのは悪霊に取り憑かれているからだ」ということではありません。しかし、その一方で原因が霊の仕業であることも少なからずあります。そういった時に除霊や浄霊というものを活用します。
『除霊』と『浄霊』は同じ「取り憑いた霊を祓うこと」を指す言葉ですが、この行為には大きな違いがあります。まず『除霊』はその文字通り「霊を取り除く」ことを指します。これは取り憑いた霊を一時的に追い出すだけなので、再び取り憑く可能性があります。そうするとまた霊障を受けることになってしまいます。それを回避するのが『浄霊』です。浄霊は取り憑いた霊をただ取り除くのではなく、その霊の恨みや苦しみ、不安を取り除き、成仏してもらえるように働きかけることを指します。そのため、一度浄霊した霊は再び取り憑くことはありません。つまり、除霊は取り憑いた霊を半強制的に追い出すことに対して、浄霊は取り憑いている霊を清め、正しい場所に送り届けるという違いを持っているのです。
時々「自分でできる除霊・浄霊の方法」を見かけます。有名なところでは塩を撒いたり、お香を炊く、呪文を唱えるといったものがありますが、自分で除霊を行うのはあまりおすすめはできません。とくに呪文やお経を唱えての自己除霊は危険を伴うとされています。中途半端な知識で行うことで、除霊どころかさらに事態を悪化させてしまうことも有り得ます。そもそも除霊や浄霊には高い能力と多くの知識・経験が必要になります。もし「霊に取り憑かれているのでは?」と思うことがあったときは、安易に自分で除霊を行うのではなく、占い師や霊能者など専門の能力者に依頼することをおすすめします。中には霊に取り憑かれたことに対して執拗に不安を煽り、除霊や浄霊をうたって高額な商品を売りつけたり、高額な費用をせしめようとする人もいますが、そういった人たちに騙されず適切な能力者を見つけることが除霊・浄霊において重要です。