「紫微斗数」について
性別、生年月日、出生時間から占う紫微斗数は、あなたの性格的な特徴や行動といった傾向をきめ細かく明らかにしていきます。
紫微斗数は東洋占術の一種に属しているため、歴史を辿ると非常に古いです。中国では数千年前より、生命と自然に着目していました。当時から伝わる知識を駆使しながら、様々な形によって社会の中に反映しています。一方、東洋文化における起源として位置づけられるほど、重要な意味を持つ東洋占術は日々進化し続けています。紫微斗数が発生した時期は、文献によると中国:唐~宗の時代にかけて、人気を博していた陳希夷という仙人が創始したと記されています。
一説によると、西洋のホロスコープ占星術がインド経由で中国風に進化し、その影響を受けたことで、新しいスタイルを持つ占術のオリジナルとして広まっていったのが有力です。
現代に近づくにつれ、台湾や香港を筆頭に「当たる占い」として普及し続けています。さらに、ポピュラーな占術の地位をのぼり詰めている状況になりつつあります。
東洋の占星術のひとつとして、一般的に知名度が高い四柱推命と似通っていると認識されていますが、全く異なった占術なので注意しましょう。確かに、西洋占星術と同じように、12の宮によるホロスコープ・チャートといわれる命盤を作成して鑑定していきます。実際の天体の動きを観測及び計算し、そのことに基づいたホロスコープを描く西洋占星術に対して、紫微斗数では東洋占星術の10干12支と旧暦の関係を“星”として具体的に表しながら振りあてていきます。
主に西洋占星術は星座による判定を行われますが、紫微斗数は星の算出までの困難な数合わせが必要です。非常に細かい部分まで鑑定結果が明らかになる紫微斗数は、生まれた時間がわからないと、全く効果を得ることができないのが盲点とされています。このことが、世界中に広まることを遅めた最大の原因ではないか?との推測がされています。
実際の鑑定では、単に文言を当てはめるだけでなく、重要な手掛かりとなる文言から派生したり連想するといった鑑定をしていきます。しかし、星同士の関わり合いや読み方が占い師によって変わっていくことを把握しておきましょう。
紫微斗数の鑑定を受けた際、星の傾向を上手に活用するのが最も大切なことです。恋愛や仕事、さらには結婚のチャンスを感じたら、星の傾向に合わせて行動し、目標に向かって邁進していきましょう。チャンスの時期は何度も訪れるというものではありません。人生におけるチャンスはわずか1回ということを念頭に置き、紫微斗数の鑑定を体験していきましょう。きっと結果を述べるだけでなく、なぜそうなるのかという鑑定結果が占い師から的確に伝えられるでしょう。